景勝地

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今別八幡宮

 拝殿に続く石段の参道の下を列車(津軽線)が走っています。というのは、全国でただ一つ、珍しい例になります。

 津軽線の工事が始まったのは、戦時中の昭和6年~7年ごろで、日本が中国へ侵攻したころです。そのために境内地のかなりの部分を提供することになったそうです。補償は立木についてだけでありました。

 創設は永禄3年(1560年)で、約460年以上前でありました。当時の津軽一帯及び外ヶ浜(油川~竜飛)も十三湊(とさみなと)=十三湖=の安藤氏の支配下にありました。

 参集殿2階には、明治、大正時代の今別町の人々の文化を示す和歌、俳句などを展示しています。

 南北朝時代の戦乱のあと、敗れた南朝側の多賀城主〈陸奥国の国司〉北畠顕家(きたばたけあきいえ)の子孫は津軽に逃れ、安藤氏によって浪岡に領地を与えられました。

 今別八幡宮を再興したのはその浪岡城主・北畠具運(きたばたけともゆき)であります。

 今別地区は同じく南朝側であった三戸南部氏の家臣の一人、平杢之助(たいらのもくのすけ)が城主となりました。(油川八幡宮、蓬田八幡宮も同じく北畠氏の領地です。とりしきりは同じく三戸南部氏の家臣が務めました)

 しかし、まもなく北畠家は津軽氏に滅ぼされ、津軽一帯は弘前城の支配下になりました。


住所青森県東津軽郡今別町大字今別字今別19 GoogleMap
電話0174-35-2203
アクセス今別駅から徒歩約10分

始覚山本覚寺(しがくざんほんがくじ)浄土宗


今別大仏

青銅塔婆

 明暦4年(1658)、単誉安長上人(たんよあんちょうしょうにん)により創建された浄土宗のお寺で、本堂は貞伝上人が享保5年(1720)に再建し、その後幾度か模様替えしています。

 本覚寺は88ヶ所霊場の16番となっており、第5世貞伝上人は当時の漁法として投石して、育てる漁業に着目しました。

 昆布の養殖に大いに力を入れ、昆布生産に力を注ぎ、後に今別昆布、現在の昆布漁に至っていて、ミネラルたっぷりの今別昆布は全国的にも有名で、お土産にも人気があります。

 太宰治がN君、M君に勧められて立ち寄った寺で小説「津軽」で鯛(たい)の話が有名。

 県指定の重要文化財の「青銅塔婆」があります。今別昆布発祥の伝説にまつわる本覚寺の中興の祖・第5世貞伝上人が、津軽、秋田、北海道から銅鏡等、金銅器具など700貫の寄付を得て秋田で本塔婆を鋳造し、自らは塔婆下の墓穴に入り入滅したと言われており、全国でも珍しい青銅製の塔婆になっています。

 津軽藩には金銅塔婆と届け出ており、できたころはピカピカと光り輝いていたそうです。

※ 正月、盆に公開する「地獄絵図」「曼荼羅図」は必見です。

 太宰治の小説「津軽」の中で、N君が言います。今別へ来て本覚寺を見なくちゃ恥だ。見に行こうとけしかけられ私(太宰)とMさん(松尾清照氏・営林病院レントゲン技師)は重い腰をあげます。

 N君の貞伝上人に対する情熱はなかなかのもの。N君はMさん宅の酒でかなり酔っています。住職は留守で、「大黒(だいこく)」らしい人が出てきて本道へ案内、長い長い話が始まりました。


住所青森県東津軽郡今別町大字今別字今別119 GoogleMap
電話0174-35-2076
アクセス今別駅から徒歩約13分

高徳山正行寺(こうとくさんしょうぎょうじ)真宗大谷派

 今から330年ほど前の天保3年(1683年)、釈浄閑(しゃくじょうかん)により開創されました。宗祖は親鸞聖人、京都の東本願寺が本山です。

 道路沿いに樹齢300年以上とされる「夫婦松」がありました。戦時中に造船資材の不足から献木(けんぼく)のために伐採が計画されましたが、「夫婦松」は今別港に入港する漁船だけでなく津軽海峡を通過する船舶の航海上の目安となっているため伐採は免れたのですが、昭和51年の落雷で、だんだんと枯れてしましました。

 また、文化財ではないのですが、「飛龍の松」、これも樹齢300年以上で、龍が南の空へ飛翔しているように見えるので、このような名前があります。

  龍は仏法、仏教を守ってくれるということで、龍の彫り物が使われるそうです。


住所青森県東津軽郡今別町大字今別字今別134-2 GoogleMap
電話0174-35-2332
アクセス津軽浜名駅から徒歩約6分

高野山観音堂(こうやさんかんのんどう)

 本覚寺の末庵となっている高野山観音堂は約230年前に本覚寺の中興の祖・第13世愍榮上人(みんねいしょうにん)が隠居所として建立しました。

 津軽33観音の20番目の札所。津軽三十三観音霊場は、弘前市、五所川原市を中心とした33ヶ所の観音霊場のことで、三十三ヶ所を巡る巡礼行の札所であります。

 今別では通称「観音様」と呼ばれていて、昔はお花見等で夜通しにぎわい、相撲も盛んで大きな体のお相撲さんが何人もきて、子どもの時にびっくりしたという思い出のある人も多いようです。

 また、サーカスもきていて、大変にぎわったそうです。


住所青森県東津軽郡今別町大字今別字中沢149-3 GoogleMap
アクセス今別駅から徒歩約13分

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