救急車が来るまでに家庭でできる応急処置
応急手当の目的には、救命、悪化防止、苦痛の軽減の3つです。
救命
応急手当の一番の目的は、傷病者の命を救うこと、つまり救命です。
応急手当の知識と技術を習得し、すぐに処置ができれば、尊い人命を救うことができます。
救急車や医師の到着を何もせずに待っていたのでは、手遅れになってしまいます。
意識障害などの生命に直接関係するような症状があれば、その症状に応じた人工呼吸などの手当を優先的に行います。
悪化防止
応急手当は、ケガや病気を治すために行うのではなく、現状以上に悪化させないことを目的に行います。
たとえば、止血や骨折時の固定などは、その症状の悪化防止につながり、その後の治療を早めることにも役立ちます。
苦痛の軽減
突然病気やケガをした傷病者は、心身の両方にダメージを受けています。
適切な手当を行いながら、励ましの言葉をかけてあげます。